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グロテスクラブリーなワンダーランド


 「アリス史上、最もグロテスクな『ワンダーランド』絵本」という冠の通り、シュヴァンマイエル独特のグロテスクワールドが繰り広げられています。グロテスクながらも、どこかとぼけた雰囲気が妙にキュートでたまりません。一度ハマると抜け出せなくなりそうです。


◆シュヴァンクマイエルの不思議の国のアリス/Sold Out

■ヤン・シュヴァンクマイエル/ルイス・キャロル/エクスアイアマガジンジャパン
/2006/30.4 x 21.4 x 1.6 cm/100ページ/定価2625円
■状態:概ね美














少女のための少女アリス写真集

 『不思議の国のアリス』をテーマに1人の美しい少女を追った、幻想的でロマンティックで蠱惑的な写真集。チュールレースに包まれたアリス、少女人形にキスするアリス、オークリーコートのビクトリア朝屋敷に佇むアリス。何もかも美しく魅了される。1973年の初版から絶版と復刊を繰り返し、おそらく最後の復刊ではないかと思われる、2006年の完全版もすでに品切れ状態です。本書は1991年のもの。

◆少女アリス/Sold out
■写真:沢渡朔/詩:谷川俊太郎/序文:瀧口修造/ 河出書房新社
/ 1991/ 25×27cm
■状態:ヤケで背表紙が濃いピンクからかなり淡いピンクになっています。
その他は概ね美。













ルイス・キャロルの少女コレクション


 ルイス・キャロルの少女写真を集めた写真集は割りとありますが、本書はちょっと珍しいタイプ。ページ自体がポストカードになっていて、1ページにつき4枚のカードが切り取れるようになっているという、ナイスアイディアな一冊。クシー・キッチン、アリス・リデル、お気に入りの少女のカードはもったいなくて使えそうもありません。

◆Lewis Carroll's Classic Photos of Children/¥3000
■Lewis Carroll/Dover Pubns/ 29.9 x 23 x 0.3 cm/1997/6ページ
■状態:美














理想の少女像がアリスだった人

  
 「高級少女文芸誌」、この副題に全てが表されていると言ってもよいかもしれません。
「風邪をひいたアリス」(松本隆:文 大島弓子:絵)、「雪のしあわせ」(坂田靖子)、「Miss Broomのお引越し」(めるへんめーかー)、「絵本・少年アリス」(長野まゆみ)、「ゆるい眠り」(江國香織)、「Osamu Good's Heaven」(原田治)、「指輪」(松本小雪)、「迷宮のオブジェ」(小林麻美)、「アナザー・デイ」(川村真澄)、「ボクの憂鬱」(堀田あけみ)、「Spirits」(きたのじゅんこ)。

◆高級少女文芸誌・アリスの国/Sold out
■江國香織、長野まゆみ、大島弓子他/河出書房新社/1990/176ページ
■状態:並













ピンクローズワンピースのガーリーアリス

 
 本家ジョン・テニエルにつぐ人気と言われる、アーサー・ラッカムのアリス。五分袖、ピンクローズ柄ワンピースに黒タイツがとてもガーリーで可愛いです! テニエルのアリスよりも上品な感じでしょうか?繊細な線と綺麗な色使いはラッカムならでは。表紙を開けば、叙情的ワンダーランドが広がっています。不思議の国のあのユニークキャラクターたちも魅力たっぷりに描かれています。

◆ラッカムの不思議の国のアリス/Sold out
■ルイス・キャロル/高橋康也・迪訳/ アーサー・ラッカム絵
/新書館/A5判ハードカバー/1985
■状態:概ね美













暗室の中のヴィクトリアンアリスたち


 「暗室のなかのアリスたち―キャロル・少女・写真」、「十九世紀写真史のなかのキャロル―キャロルと写真の関係について私の知っている二、三のこと」、「アリスと反アリスたち―ヴィクトリア朝の光と影」。高橋康也氏によるキャロルの少女写真論、ときたら読まずにはいられません。もちろんキャロルによる少女写真もたくさん収められています。物憂い表情の少女たち。とりわけキャロルのお気に入りだった少女、クシーことアレクサンドラ・キッチンの写真が素晴らしいです。「いい写真をとりたければ、クシーをカメラの前に置きさえすればいい。」とキャロルに言わしめただけあります。

◆ヴィクトリア朝のアリスたち(ルイス・キャロル写真集)/soldout
■高橋康也/新書館/1988/99ページ/24.5×19.3cm
■状態:背ヤケ、天若干のシミ













不思議の国の教科書決定版

 
 1993年に開催された展覧会「不思議の国のアリス」展の図録なのですが、とにかく充実しています。版権消滅後、多くの画家が描いてきた独自のアリスがこれでもかと集められ、さらには、ルイーズ・スティムソンのジオラマ、アリス映画、アリス切手、アリス広告、アリスゲーム、アリス幻燈スライド、各国版の不思議の国のアリス
などなどありとあらゆるアリスコレクションが楽しめるのです。

◆「不思議の国のアリス展」図録/Sold out
■アプトインターナショナル /1993/ 215p/ 26×19cm/
■状態:表紙裏に極僅かなシミ有、他は並。














アリス狩りのためのワンダーマップ


 アリスマニア必携本。恐ろしいほどの濃さに吃驚。野中ユリ、瀧口修造、四谷シモン、植草甚一、建石修志、横尾龍彦、藤野級井、 谷川晃一、ペーター・クリッチ等、錚々たるアーティストによる【アリス狩りのためのアリス画廊】を堪能したら、次は【アリス狩りのためのアリス工房】へ。
 吉岡実「アリス狩り」 、瀧口修造「手遅れナンセンス!」 、
 田村隆一「卵が割れたら」、 谷川俊太郎「私の家への道順の推敲」、
 澁澤龍彦「アリス あるいはナルシシストの心のレンズ」、
 塚本邦雄「眞晝の月光」、日影丈吉「車道のアリス」、
 堀内誠一「アリスの密室・のびちぢみする鉄の処女」、
 天沢退二郎「アリス」、 森茉莉「私の中のアリスの世界」、
 四谷シモン「鑿と少女」、、、。

◆アリスの絵本・・・アリスの不思議な世界/Sold out
■ 高橋康也編/ドーマウス協会制作/1973/牧神社/139p/ 25.5×18.2cm
■状態:全体的にヤケ、シミ














水色アイシャドーのおしゃれなアリス

 挿絵、訳共に金子國義が手がけた、贅沢な「不思議の国のアリス」。水色アイシャドーにルージュをひいた唇。赤の縁取りがポイントのエプロンにはボーダータイツを合わせて。なんともおしゃまでおしゃれな小悪魔的可愛いさを持つアリスに目を奪われます。ちょこちょこ登場する栗鼠たち(リスつながりだからでしょうか?)にも注目!細部にまでこだわって作られており、他には無い、金子氏ならではのワンダーランドに魅了されましょう。

◆金子國義の不思議の国のアリス/¥4000
■金子國義/ルイス・キャロル/メディアファクトリー/2000/63p/ 28×21.5cm
■状態:並












少年アリスは夜の理科室に忍び込む


 睡蓮の開く音がする月夜、アリスは、友人の蜜蜂に誘われて夜の理科室に忍び込み―。少年版不思議の国のアリス。そのサイドストーリー『少年アリス、三月うさぎのお茶会へ行く』との2冊セット。ちなみにこちらは「ニッケル月」が輝く夜に展開していきます。
◆少年アリスセット/¥500
■ 長野まゆみ/河出書房新社/1990、92/156p、61p
/ 19.5×13.5cm、18.5×13cm
■状態:並














浮遊するアリスランド


 「浮遊していることが、アリスランドの第一の存在原理なのだ」――想像宇宙に見せかけの浮遊をしているという、アリスランド。「存在原理」、「大きさ・位置」、「建国/書斎」、「鏡/青空」、「女王アリス」、「植物・動物」、「顔面交換日」、「木馬」、「人力飛行機」、「少年狩り」、「少女/人形」、「色彩」などからなる、散文詩集。装丁は柄澤斎によるもの。

◆アリスランド/Sold out
■ 高柳誠/沖積舎/1980/105p/ 21×13.5cm
■状態:並






アリスを探すイギリス旅行のお供にどうぞ。


  『不思議の国のアリス』ガイドブックというような、情報満載のアリス本です。オクスフォード、フォリィ・ブリッジからゴッドストウへ、キャロル誕生の地・ダーズバリ、北ウェールズ・ランディドノウ、リポン大聖堂でグリフォンをみつけた、ロンドン、ハットフィールド、、、、アリスにまつわるイギリス各地の風景が豊富なカラー写真で紹介されています。アリスを探しにイギリス旅行へ行くのならば、本書はきっと役に立つでしょう。

◆不思議の国の"アリス"/¥900
■ 舟崎克彦/求龍堂/1996/117p/ 30×22.5cm/定価2900
■状態:並